に投稿

【印象に残る感想文】の書き方「夏休みマジカル読書感想文講座」(前編)を開催しました

読み聞かせの様子

こんにちは!チエモ事務局の宮崎です。

2019年7月31日「夏休みマジカル読書感想文講座 前編」を開催しました。講師は、教育現場での新聞活用の促進に取り組まれているNIEアドバイザーの小谷野弘子先生。NIEアドバイザーとは「Newspaper in Education(NIE)=学校などで新聞を教材として活用すること」を普及するために活動している方のこと。小谷野先生はさいたま市内の小・中学校での国語・司書教諭としての経験をいかして日々活動されています。

この記事では、昨年に引き続き、大盛況となった「読書感想文講座 前編」の様子をお伝えします!2019年8月22日(木)開催予定の後編のみの参加もOKですので、ぜひご覧くださいね!

詳細は以下からご覧いただけます。
夏休みマジカル読書感想文講座 後編

子どもも大人も思わず聞き入る「読み聞かせ」

読書感想文講座の前編スタート!お子さまが着席すると、「お名前は?」とひとりひとりに声をかけていく小谷野先生。今回は小学校3~6年生10人のみなさんにお集まりいただきました。まだ少し緊張している様子です。

読書感想文講座の始まりの挨拶

講座は、小谷野先生による「読み聞かせ」からスタートします。今回先生が選んだのは「かべのむこうになにがある?」という絵本。「大きな壁の向こう側には何があるんだろう?」と疑問に思った知りたがりのねずみが、空飛ぶ鳥と壁を越えて、新しい世界を冒険する物語です。

「えー!絵本?読み聞かせ!?」と高学年の参加者さんは思ったかもしれません。でも、読み聞かせが始まると途端に全員が絵本の世界に引き込まれたかのように聞き入っていました。

読み聞かせの様子

「読書タイムが設けられている学校も多いですが、読書に苦手意識を持っていたり、マンガのような本を好む生徒もたくさんいます。でもこうやって絵本でも本でも読み聞かせてあげることが、読書に興味をもつきっかけになることがたくさんあります」と小谷野先生。

小さいお子さんにしてあげるイメージがある読み聞かせですが「同じ本を一緒に読む・ひとつの章を読み聞かせてあげる」などすると、親子で過ごす時間ができ、お家での会話の幅も広がりそうですね。

読み聞かせ中も「〇〇くんは、壁の向こうには何があると思う?」「ここ見て!きれいだねー!」と声をかけつつ読み進め、読み聞かせが終わったころには、すっかりみんなの緊張も解けます。

読書感想文の本選び

さて、ここからが本題。読書感想文でテーマにする本を選びます。参加者さんは、既に使いたい本を持ってきてくれた子、まだ決まっていない子などさまざま。

「ここにある本は、先生からみんなへのプレゼントです!」という声に、先生が持参された本から好きな本を選ぶ子もいました。

「課題図書」という形で本屋さんで売られる本から「読んでみたい」と思う本をピックアップするのも良し、その他の本から見つけるも良し。でも「少し読んでみて、面白くないな」と感じた本は読まなくていい。と小谷野先生は話します。どこのシーンが印象に残ったのか、なぜ面白かったのか・悲しくなったのか、という感想を書くのが読書感想文なのだから、面白くない本の感想を書くのはすごく大変、と小谷野先生。

本を読み進める ポイントは「どんどん付箋」

読みたい本が決まったら、さっそく本を読み始めていきます。ここで小谷野先生が参加者さんに渡したのがたくさんの付箋。

「読んでいって、心に浮かんだことをこの付箋にどんどんメモをして、そのシーンの場所に貼ってください。付箋に書けば、本は汚れないし、あとでワークシートをやるときにとっても便利です」と呼び掛けます。

真剣に読書する参加者

「面白くない本は選ばなくていい」という先生のアドバイスに、それぞれ好みの本を選んだ参加者のみなさん。自分のペースで読書を進め、付箋のメモもどんどん進みます。好きな本を選んだからこそ、感想もたくさん浮かんでくるのかもしれませんね。

専用のワークシートで下書き

ここでいったん本を読むのはストップ。読書感想文の清書に欠かせない、小谷野先生特製のワークシートの説明が始まります。

このワークシートは、読書感想文の下書き的な役割り。本を選んだ理由やあらすじなど、原稿用紙に清書する順序に沿って書き込んでいくことで、それをもとに読書感想文の清書ができるという仕組みです。

付箋にメモをたくさん残しながら読書を進めていったので、みなさん書きたいことはたくさん!段落の内容に沿った記入欄に書き込んでいくので、自然と感想も整理できるのもこのシートの特徴です。

メモを残しながら読書を進める参加者

個人作業のワークですが、参加者のひとりひとりに丁寧に声をかける小谷野先生。「メモや下書きはきれいに書こうとしなくてもいいですよ。わからない漢字はひらがなで大丈夫。清書のときにしっかり書けばいいんです!」と励まします。練習なのに丁寧に頑張りすぎて時間を使ってしまい、本番のときにはぐったり、、なんてこと、大人になってもありますよね(笑)。「メモや下書きは気軽に」と小谷野先生は笑顔で呼び掛けます。

自信をもって清書に

講座終了後に受講者の皆さんに「講座に参加して、読書感想文は書けそうですか?」とアンケートを行ったところ、なんと全員が「書ける」「たぶん書ける」と回答してくれました。その他にも「いきなり清書するのではなく、メモにまとめていくことで書きやすくなることがわかった」「どのように文章をふくらませたらいいかわかった」など、読書感想文のコツを掴んでくれたようなうれしい感想をたくさんいただきました!

各自に丁寧に指導する小谷野先生

読書感想文講座 後編では清書を完成させます!

8月22日(木)13時~15時の「夏休みマジカル読書感想文講座 後編」では、ワークシートをもとに読書感想文を完成させます。

ワークシートをより上手に活用するポイントや、学校の先生にも褒められるかもしれない?印象に残る読書感想文の書き方をお伝えします!

後編のみの参加もOK!ぜひご参加くださいね!

夏休みマジカル読書感想文講座 後編
【日時】
2019年8月22日(木)
13時00分~15時00分

【場所】
貸会議室6F
大宮駅東口から徒歩約1分

【参加費】
2,500円
おひとり2,000円/回で受講できるペア割をご用意しております。お友達やご兄弟と一緒にぜひご参加ください!